第十章

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「やっと連れて来たのかよー」 茶髪に金メッシュの人が、ため息混じりに言う。 「まーでも、勿体ぶるだけのことはあるんじゃね?可愛いじゃん」 赤い髪の人がそう言いながら、私に座るよう促した。 私は赤い髪の人の向かい側に蒼と一緒に座った。 「じゃあ自己紹介から。俺がMAD CAT総長の佐川雅也」 と赤い髪の人。 「俺は吉井」 と素っ気なく言ったのは茶髪に金メッシュの人。 「俺は智樹!よろしくな」 ・
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