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リミア「…ぷっ」
ジーク「ん?」
リミア「ジークかっこつけすぎ。…あはは!」
ジーク「な!おいこら笑うな!!!」
リミア「ひーっひーっ、だって、だって…あはははは!」
ジーク「笑うなよ!」
リミア「でもまあジークの言う通りかもね。…はー、ありがと。元気出た。」
ジーク「そ、そっか。そりゃ良かったな。」
リミア「こんな試練早く終わらそ?早く終われば、敵さんにあう確率も減るし。」
ジーク「――ああ!」
しかし、いつまでたってもワイン、武器はおろか、材料となる金属片すら見つからない。そして彼らは遂に歩みを止めてしまった。
リミア「…見つからないね」
ジーク「…これじゃ、ピットに会わせる顔がねぇよな」
リミア「そうだね…!?あ!」
不意に彼女は足元の瓦礫を退け始めた。
ジーク「何やってんだ?」
リミア「布!糸屑が落ちてたからこの辺に有るかも!――あった!」
ジーク「これって…ドーマ軍の軍旗じゃねぇか!大きくバツかかれてるけど…」
リミア「なんでこんなところに…司令部なんてなかったよね?」
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