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男「そこにいるのは誰だ!?」
二人は声がする方へ振り向くと、いや振り向かずとも状況は飲み込めた。
二人は囲まれていたのだ。
暗号解析に夢中だったためか、はたまた彼らの気配断ちが達人レベルだったのか…何れにしても、気付いたら最良の情報の習得と共に、最悪の状況に二人は陥っていた。
男「ドーマ軍の者だな?」
ジーク「サリア会か?」
男「聞いているのは此方だ。さあ、答えろ。」
ジーク「だったらどうした?」
男「――始末する!」
リミア「あーもー、やっぱりこうなるの!?」
ジーク「しょうがないだろ?こうなっちゃったんだし。――この数、行けそうか?こいつら軽く小隊位はいるぞ?」
リミア「わからない。…でも、大丈夫、…大丈夫だから!」
ジーク「んじゃ、ま、行くか!間違っても殺すなよ!!!」
リミア「そっちこそ、間違っても斬りかからないでよね!!!」
男「かかれーっ!!!」
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