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男「さて、貴様等にはいくつか聞いておきたいことがある。まずはそこの女。貴様らはドーマ軍の兵士か?」
リミア「答える義理はない。」
男「ほぅ。」
リミア「貴様等理想主義者ども・サリア会などと話す口など私は持ち合わせてない!殺せ!!」
男「ならばそのご自慢の口で自分の舌でも噛みきるがいい。目の前につきつけられた剣に頭突きでもして自殺を図るがいい。
死の覚悟もない者が軽々しく死を口にするな。」
リミア「…くそっ!」
男「まあ安心しろ。貴様等を簡単に殺しやしない。質問に答えてさえくれればそれでよい。」
ジーク「じゃあ聞きたいことってなんだ?こんな手の込んだ罠まではっておいて、俺達に何を聞きたい?」
リミア「ちょっと待って!罠ってどういうこと?」
ジーク「おかしいとは思ってたんだよ。暗号にしたって、蒸発してしまうような緊急事態にあんな手の込んだ暗号を残す暇が無いはずだ。
残せたとしても数式暗号が限度。それより何より蒸発現場に軍旗が残ってるはずがない。証拠隠滅は誘拐の基本だからな。」
男「くくくっ…なるほどバレてたか。流石は英雄の息子と言ったところか。」
ジーク「!どうしてそれを…」
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