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ジーク「て言うかさ、そういう話はこの最終試練に受かってからにしようぜ?」
ピット「そうだな…ほれ!行ってこい!」
ジーク「んじゃ行ってきます、ピット隊長♪」
リミア「また後でね!」
――戦争が始まり早1990年。ドーマ軍・サリア会は共に食料不足、武器不足に喘いでいた。
特に使い捨ての武器、即ち手榴弾や拳銃の弾の不足は深刻であり、アルコール類に至ってはは食料・武器のみならず、医療用としても貴重である。
勿論それぞれ自分達で作ってもいるが、消費が早いため、旧文明の遺産を探し、使わざるをえない。
彼等士官学生にとって、以上の物を見つけるのは入隊の必須条件であり、入隊条件の暗黙の了解だった。
ジーク「おーい、そっちは?」
リミア「だめー、こっちもない。」
ジーク「この辺はワインの産地だって聞いてたけど、ここまで無いってのも変だよな。」
リミア「他の組に先を越された?」
ジーク「いやそりゃないだろ。他の組とかち合うところにピットが俺達を送るとは思えない。」
リミア「だよねぇ。じゃあやっぱり、サリア会。戦闘も…あり得るよね…。」
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