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ジーク「心配すんなって!ここは比較的安全な地区だってピットも言ってたし、出会ったとしても逃げりゃいいから!」
リミア「…うん。でもまあ、用心するに越したこと無いよ。ジーク、弾頂戴。どうせ使わないでしょ?」
ジーク「使わないってか使えない、な。」
リミア「どっちでもいいでしょ?ほら弾!」
ジーク「リミア」
リミア「なに?」
ジーク「…無理して撃たなくていいから。戦闘になったら、俺が戦うから。」
リミア「…うん、…ありがと。
――でも、私も戦うよ。戦闘は拳銃しか出来ないし、それに、……人が死ぬことに、代わりはないから…」
ジーク「――そうだな…」
リミア「それにジークは突っ込むしか能がないから心配だしね♪」
ジーク「なんだよそれ!」
リミア「剣を片手にわーって突っ込むだけじゃない。」
ジーク「うるせぇな!あれだって『戦場での駆け引き』ってのをやってるんだって!」
リミア「嘘だぁ~」
ジーク「ホントだって!」
リミア「それより早く弾頂戴よ。」
ジーク「あ、わりぃわりぃ。これで合計20発か?」
リミア「うん。20発。」
ジーク「大切に使わないとな、まあリミアに限ってあり得ないけど。」
リミア「でも人を殺す感覚にはまだなれない。試練の度にあの感覚を思い出して、気持ち悪くなるし…」
ジーク「それは俺達が人間である証拠だろ?人殺しの獣じゃなく、人間であり続ける為にも、その感覚、大事にしていこうぜ?」
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