第三章

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食堂に着いた俺たちは各自自分の食べたいものを頼み、他愛のない話で盛り上がっていた。 もちろん裕人はオムライスです。 え?俺? 俺はスタミナ丼ですけどそれが何か問題でも? 意外と食べるんです、俺。 話しながらご飯を食べていると入口の方から黄色い悲鳴が聞こえてきた。 こ、これは!!!!! 「何の騒ぎだよ」 あまりの悲鳴に顔を顰めさせる裕人を横目に、俺は左隣にいる悠司の袖口をぎゅっと握った。 「あ、やと・・?」 突然袖口を握られ一瞬戸惑った悠司だったけど、ハァハァしながら悶えている俺に何かを悟ったのか呆れた顔でこっちを見てくる。 ちょ、そんな顔で見ないでぇぇぇえ! .
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