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「裕人」
「う、わ!てめぇ何しに来た!」
俺が下を向いている間に俺の予想していた人物たちがすでに目の前まで来ていた。
副会長は裕人の真横に立つと、もさもさの髪に口づけた。
もちろん後ろには生徒会だと思われる美しい方々が!きゃっほー!
「楓ちゃぁーんっ!もしかしてその子がお気に入りの裕人くん~?」
「ああ」
「「えー!その子があ?」」
わらわらと後ろからやってきては裕人の容姿について批難する生徒会の人達。
ふふっ、君たちもいずれは裕人の虜になっちゃうんだよ!
俺はにやけそうになる顔を抑えながらちらりと大地と悠司に目を向けた。
案の定二人は固まってました。
それほどまで生徒会ってすごいんだろうねぇ。
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