第一章

4/40
前へ
/169ページ
次へ
俺平凡君には無限の可能性が広がってると思うんだよね。何ていうの?言葉にできないけどとりあえず萌え!!!! もちろん王道もショタも大好きなんだけどさ、それでも俺は平凡受けが一番好きだ!大好きだ!愛してる!! それなのにこんなレベル高かったら平凡君に出会えないじゃないか・・・!! 俺が自分の机に頭を伏せてうんうんと唸っていると、不意に後ろの席の人に声をかけられた 「大丈夫?体調悪いなら保健室連れて行こうか?」 「ああ、おかまいな・・・・っ」 俺が振り向きながらそう告げようとすると、俺の目に写ったのは・・・! 漆黒の短髪に焦げ茶色の瞳!むき出しの額!一重でアーモンドのようなつぶらな瞳!少し情けなくハの字になった眉!控えめな小振りの鼻!薄く愛らしい唇!!これはまさに・・・! 「平凡すぎる!!!」 「・・・は?」 .
/169ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6293人が本棚に入れています
本棚に追加