第一章

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か、可愛い・・・! 俺は末期かもしれん。どうしてもこいつが可愛く見えてしまう。ああ、こんな時犬好きな自分を恨むよ、 この馬鹿犬は受けでもいけるかもしれないね、 俺様×駄目犬 何て凄く萌えると思わない!? 入学式では生徒が混乱を巻き起こすだとかで生徒会と風紀委員会は顔を出さなかった。 これってフラグだよね? もしこれが王道フラグならば生徒会長は俺様に決まってる! ああ、会長と馬鹿犬が早く出会うことを楽しみにしてるよ! そんな事を考えていると不意に俺のブレザーの端を引っ張られる感じがした。 俺は首だけをそちらに向けると、悠司がどことなく不機嫌な顔をして俺を見ていた。 「・・・そろそろ寮に入りたいんだけど?」 「あ、うん」 あれ? 怒って、る? .
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