第一章

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俺たちはガヤガヤと賑わう食堂の一つの席で何を食べるか話し合っていた、 「なぁ、何食べる~?」 「俺カツ丼」 「意外とガッツリなんだな!そんな細っちぃのに・・・ケナフッ!!!」 余計なことしか喋らないのか、この馬鹿犬は。足先に踵をめり込ませると大人しくなった。最初からそうしとけばいいのにね? それにしてもこいつの悲鳴は某ギャグ漫画にありそうなものばっかだね、 「あ、悠司は何にする?」 「ん~俺は激辛ラーメンかな」 「そういえば自己紹介のときに辛いの好きって言ってたよね」 「まぁね、覚えててくれたんだ」 「当たり前でしょ?」 にこ、と微笑むと悠司は少しだけ顔を赤くするとうんうんと唸っていた大地に話を振った。 .
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