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風呂から出たら金髪は居なくなっていた。その事に俺は少しだけ微笑み冷蔵庫からミネラルウォーターを取った。一口飲んだところでスウェットのポケットに入れていた携帯が震えているのに気が付いた。
「・・・悠司だ」
画面には悠司からの着信が。俺は自分の部屋へと歩きながら通話ボタンに手をかけた。
「もしもし」
「あ、綾斗?あのさ・・・」
悠司からの電話をまとめると、同室者と上手くいっているかという質問だった。
ついさっき会った相手とそんな早くに上手くいくもんか?と疑問に思いながらも曖昧に返事をしておいた。
同室者の名前も聞かれたけど、そういえば俺聞いてないわ。
仕方なく俺は金髪の特徴を悠司に教えることにした。
「そ、それって如月龍臥だよ!!うわぁ・・・やばい奴と同室になっちゃったね・・・」
「え、詳細希望」
どうやら如月は同学年でEクラスに所属しているらしい。中等部のときから酷く荒れていて一度暴れると誰も手に負えないとか何とか。
つまり不良ってことですね、わかります。
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