LUCIFER

6/9
前へ
/106ページ
次へ
脳裏に、彼女の笑顔が横切った。 「くっ…………あああっ!!!!」 思わず発狂。 あぁ、頭が割れそうに痛い。 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い "さぁ…私が、 苦しみから解放してあげましょう……" 「くっ……だれ、が……っ」 "それとも炎で丸100年、 苦しみ悶えてから消滅するのですか? 彼女が笑っているときにも………" 「…………!」 扉の取っ手を持つ手が震える。 横に差し出されている白い手が 色濃くなっていく………。
/106ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加