1ヶ月

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  西「先輩...怒ってますか?」 俺の顔色を伺ながらの質問。 俺「ちょっとね。でもやっぱり会いたかったし。」 本当にちょっと怒ってた。 でも今言った様に、会いたいって気持ちが強かった。 ってか西内さんの顔を見たら眉間のシワも一瞬で消える。 西「怒られるんじゃないかって不安だったんです。でもそれよりも会いたいって言われて...う...嬉しいです!!」 俺「本当は怒ってやろうかと思ったんだけどね。西内さんの顔見たら笑えてきたもん。」 西「え!?何で笑えてきたんですか!?」 俺「だって全然俺と目を合わせようとしなかったんだもん(笑)でも反省してるんだなってのが伝わってきたよ。」 西「先輩メールの返事送ってくれなかったし、来たと思ったらしばらく無言だったんですもん!!」 俺「でも『待った?』って話したじゃん。」 西「最初のその一言が出るまでが長く感じたんですよ!!」 二人とも自然と笑顔で話す。 周りには誰もいない。 静かな空間に二人だけの声が響いているのが心地好かった。  
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