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俺「じゃあそろそろ戻ろうか。」
どれくらい時間が経過したかわからない。
右手を離すと西内さんの手の温もりがずっと残っている。
西「先輩。最後に...」
西内さんと向き合い、目を合わせる。
西「...好きです。」
満面の笑みを浮かべた西内さん。
つられて俺も笑顔に。
恥ずかしさのせいで、さっきまで西内さんの目を捕らえていた目線が勝手に逸れてしまう。
西「めっちゃ照れてますねー。先輩可愛いー(笑)」
俺「別に照れて目線逸らした訳じゃないし!!」
西「その照れた表情を他の女の子前でしないでくださいね?」
俺「俺いつでもポーカーフェイスだから大丈夫。」
西「今めっちゃ笑顔ですやん!!」
俺「これはしょうがないの!!」
ポーカーフェイス(偽)も西内さんの前では笑顔に変わってしまうようだ。
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