隣の笑顔

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  俺「なぁ昌晴。」 昌「....あ?」 俺「本気で練習して、次の大会で記録残そうぜ。」 昌「.......。」 俺「あのなぁ...俺の個人的な予想だが、きっと女子は中日本で記録を出せない。」 昌「当たり前だろ。裕子だけだろ?的中があるの。」 俺「いや。そうじゃない。チーム編成に"難"ありだからだ。大会に強い人がバラけ過ぎてるんだ。だからチームの的中率に差がないけど、入賞出来るほど高くない。」 昌「あー確かに。」 俺「より多くの自チームを入賞させるのが目的なのか、ただの気まぐれかわからないけど、中日本はそんな甘くない。」 昌「なるほどな。」 俺「それでだな。仮定の話だが聞いてくれ。女子が大会で記録が出ない間、男子が記録を残す。そしたらあの顧問も少しは男子を見直すだろう。そしたら男子への差別は軽減されるはず。だからその為に頑張ろうぜ。」 昌「なるほど。そうだな。あの顧問を見返してやろうぜ!!男子ナメんな!!」 彼は損得勘定が得意な為、得だけ述べればすぐに納得する。 ちょろいもんだ。  
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