184人が本棚に入れています
本棚に追加
あれから、さらに日にちが過ぎると
生徒たちの中にも、智は高浜先生のために!という意識が生まれてきた。
そのため、皆が皆ではないが、2人に声をかけたり、気をつかう様子を見せた。
「おっ!高浜センセと、智センセだ!!」
「これから、スるのーっ?」
生徒の言葉に、智は頬を染めた。
「もう…恥ずかしいなぁ」
「気にするなよ、さとし。あれでも気をつかってくれてんだ」
「まぁ…そうですねぇ」
廊下を歩いていると、次々に生徒が声をかけてくる。
「高浜先生、智先生と一緒に住んでるんでしょ?」
「そうだよ」
「じゃあさ、もう、いっそのこと付き合っちゃえば?恋人になるの!!お似合いだと思うよ!」
「えっ!?」
生徒の言葉に、智は顔を赤くした。
だが、高浜先生は嬉しそうだ。
その日の放課後…
智が高浜先生と職員室から出て来た時
廊下に光、瞬、匠の3人が立っていた。
以前に、智は光の家に行った事がある。(一番最初の話の時に行った)
「智、恵介」
「サトシ!ケースケ!」
「智くん!タカ先生!」
3人は、2人を呼ぶ。
最初のコメントを投稿しよう!