神の存在

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神。 その存在に疑問を感じた事があるのは、私だけだろうか。 ここ、日本で有名な神。 たくさん在りすぎて書ききれないのだが・・・ ふと思いついたのは、 風神・雷神。 この感覚でいくと、 山の神、川の神、海の神、 水の神、天地の神・・・ 人格化されて神話や伝説上に登場する神も在る。 それから、実在した人間を神と崇め信仰しているところもある。 最近では、 頭痛の神、腹痛の神等という新種?も現れている。 よく考えると、日本は神だらけ。 月白空。 いじめに遭っているときは、名の知れぬ神に祈っていた。 実家は無宗教であったので、天を見上げて祈るだけ。 それで効果はあったのか? 結果は言うまでもない。 どうにも出来ず、自分たちで行動し、当時のいじめを回避した。 ここから、私は神を信じることを止めた。 冒頭にもあったが、大人になってから惨事に見舞われ、人生の軌道が大きく曲がりつつあった。 そんな時。 自分たちの力で乗り切る強さを知った。 だから、神を『拠り所』とする考えから、さらに遠ざかった。 どちらかと云えば、辛い時に 心の支えになった空の方が、私にとっては愛しい。 「神頼み」 そんな言葉がこの世にはある。 今は、それを「運」と私たちは言い換える。 思い切り「神」を侮辱したような言い回しになってしまったが、こんな私たちでも「神」という考え方が好きな部分もある。 日本の仏像をみて、ありがたいと思ったことは申し訳ないのだが無い。 しかし、美しいと思う。 拝見している間、心が安らぐ。 表情も豊かだ。 マイナスイオンが溢れている素敵な寺院も多数在る。 これらを私は人の織り成す素晴らしい芸術だと考えている人間の一人だ。
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