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歩き続けて三時間、誰とも会うことはなく神社のものらしき鳥居が見えたのだが、
明「長い……」
俺が見た中で一番長い階段があった。
明「……筋肉痛は確定かな?」
覚悟を決めて俺は階段を登った。
二十分ぐらい歩いてやっと階段を登りきった。
目の前には賽銭箱があった。
とりあえず入れとくか……。
財布から少し奮発して五百円玉をだし賽銭箱に入れた。
─────カラン
といつも賽銭箱に入れると聞こえる金属のぶつかる音でなく、乾いた木の音がした。
賽銭箱に金がないなんて珍しいな。
と思っていると
??「おさいせ━━━━ん!!」
本堂の方から巫女服の少女が出てきた。
一つおかしな点をあげると巫女服はなぜか腋のところが空いていた。
なんだ?あいつは露出狂か?
と考えていると少女が話しかけてきた。
??「あなたが賽銭を入れてくれたの?」
明「あっああ…」
??「ありがとう。今お茶を入れるわ。ゆっくりしていってね」
少女は眩しいほどの笑顔で言い放った。
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