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明「知らない天井…」
目がさめると言った通り見知らぬ天井が目に映った。悪趣味な赤い、いやむしろ紅い天井が、
ここは何処だ?
起き上がってって周りを見ようとすると、
明「いっつ」
??「あまり動かない方がいいわよ。身体中傷だらけだから」
言われてから気がついたが確かに全身に包帯が巻いてある。この人が治療してくれたのか?
明「あなたが治療してくれたんですか?」
??「ええ、そうよ。でもお礼なら中国に言いなさい。あなたを見つけたのは中国だから」
明「分かりました。一つ聞いていいですか?
ここは何処ですか?」
??「ここは紅魔館よ」
明「こうまかん?」
??「紅魔館を知らないって事はあなた、外来人ね」
外来人?なんの事だ?
??「あなたここに来る前誰かに会わなかった?」
明「え~と、氷を出してくる変な子供かな?」
??「それは違うわ。他に心当たりは?」
明「じゃあ、あの人ですかね、変な格好をした日傘を持った金髪の女性ですかね」
??「多分スキマね、これで確定したわ」
明「スキマって?」
??「胡散臭い妖怪よ」
へぇ~、妖怪か…
ん?
明「妖怪━━━━━!」
??「うるさいわ、妖怪ぐらいでいちいち騒がない」
と、ナイフをちらつかせて言ってきたので少しボリュームを下げた。
明「でも妖怪って」
??「ああそういえば説明しなきゃいけないわね」
~少女説明中~
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