紅い悪魔にカリスマがあるのは最初だけ

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明「って事はこの世界、幻想郷でしたっけ?妖怪と人間が共存しているってことですか?」 ??「そうよ、ついでに言えばこの館の主は吸血鬼よ」 なんでもありかよ…… 主が吸血鬼って事は…… 明「あなたも吸血鬼ですか?」 ??「いいえ違うわ。いい加減、自己紹介でもしとこうかしら。 私は十六夜咲夜、この館でメイド長をやっている人間よ」 明「俺は写見明です、学生をやってました」 咲夜「学生?ああ寺子屋に行ってたってことね。ああ、あと敬語は別にいいわよ」 明「分かった」 咲夜「切り替え早いわね。 まぁいいわ。さっきの続きなんだけど、妖怪が人を襲うってのがこの世界の常識にあるんだけど、人間の数が減るのはお互いにとっても良くないの」 明「なんでだ」 咲夜「幻想郷のパワーバランスが崩れるからよ、続けるわ。 そのため特別な決闘方がある、それがスペルカードルール」 明「スペルカード?」 と、聞くと咲夜はポケットから一枚の札を取り出した。 咲夜「これがスペルカードよ、これと弾幕を使って戦うのだけど」 明「ああ、そういやあの子供が使ってたな」 咲夜「そう、見たことはあるの。それで勝敗の決め方なんだけど、細かい差はあれど基本的には一つ、美しい方が勝ちよ」
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