初めまして

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「如月君。宜しく頼みます。」 担任はそう言うと そそくさと場所を空けた。 生徒会長が教室に入って来るのが早いか… クラスメートの女子が悲鳴に近い黄色い声を出すのが早いか… 私が耳を塞ぐのが早いか… 教室中が、突然ざわめき始めた。 生徒会長はそんな事に 気もとめていないかのように 颯爽と教壇に立った。 「僕の名前は、如月聖也(きさらぎせいや)です。この華の香り香しい風ふく学園、華風学園(かふうがくえん)生徒会長ですので、宜しくお願いします。」
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