171人が本棚に入れています
本棚に追加
/362ページ
くっそう!師弟揃って計りやがってぃ!!
「そんなに楽しいか!?俺で遊んでさぁ!
楽しいのかぁ!?ば~かばかぁ~っ!!」
「…子供みたいな事を半泣きで言わないで
くれないか?」
「…くすん」
…だって~?30秒だよ??30秒!!
その位は許容範囲でしょうがぁ!?!?
「…日常ではほんの少しかも知れんが、
戦いの中ではそうはいかんのじゃ」
何時までも女々しくウジウジしてたら、
猫師匠さんが細ぉくした目を少しだけ
開いて、こっちを見ながらそう言ってきた
「30秒…それだけ長い隙があれば、確実に
殺される」
「!!」
…え?30秒ってそんなに長いの!?
「一瞬の油断、躊躇い、戸惑いは相手の
絶好のチャンスじゃ…現に、少年君も
そこをついてきたじゃろう?」
「…ぁ」
た、確かに…!猫師匠さんが猫じゃらしに
気が向いてる隙に…だった
「じゃから、たかが30秒くらい…と
思っておったらイカンのじゃ」
「…つまり、その感覚を捨てなきゃ、次に
進みにくい??」
「まぁ、平たく言えばそうじゃな?」
…ん~
成程!と、言いたいけど…判った様な…
判らない様な…複雑だなぁ…
.
最初のコメントを投稿しよう!