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…どーやら見当違いな事を言ったらしく、
ダブルで突っ込まれました、…わーお!
「…さて、少年君よ」
こほんと咳払いを1つして、猫師匠さんは
ふわっふわの白い毛に包まれた、まぁるい
猫手を俺に差し出す
「稽古は早朝6時と夜10時、それぞれ
ニ時間ずつでいかがかな?」
「ぁ、朝の6時!?!?」
す、スケジュール的には問題無さそうだ
けど!!朝が…!!朝が早いよ!?!?
「…ぉ、起きれるかな??」
「起きるよう努力するのも修行じゃ」
思わずこそっと呟いてた言葉を聞かれてた
らしく、ふぉふぉ笑いながら猫師匠さんは
そう言った
…成程、そう来たか
「…良いッスよ、了解です!宜しく
お願いします!!」
決心がついた俺は、猫師匠さんに向かって
深々と頭を下げながら、その手を握った
…お嬢様を守る為にも、西崎さんに負担を
掛けない為にも、俺は、もっとちゃんと
しなきゃいけないんだ…!!
「…ところで、少年君」
握手している手をじっと見つめてたら、
「君の名前は…??」
「…おおっとぉ?!」
まだ名乗ってなかったっけ?俺…??
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