Case6 新たなる決意=新事実発覚!?

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ちょっぴり拍子抜けしたけど…、すぅっと 深呼吸して 「みなみ、南 康太です!!」 思い切り、大声で自己紹介した 「…!?南、じゃと…?」 …のに、なぁんか猫師匠さんの反応が変だ …つか、猫師匠も名乗ってなくない!? 「…師匠?」 細くしていた目はカッと見開かれて、 緑色の、凄く綺麗な瞳が、日の光のせいで 針のように細くなった猫師匠を見て、 北川君が声を掛けたけど、…猫師匠さんは 驚いたままでいた …何なんだ?? 「…少年君」 …名乗ったのに名前読んで貰えてないし! と言うのは置いといて… 「はい」 取り敢えず返事しましたよ 「…君は、ご両親とは一緒に暮らして おるのかの?」 「…え?」 な、なんで?なんで俺の両親の話?!?! 「…いえ、両親は…数年前に蒸発して、 …今は、二人とも何処で何をしているのか …生きているのかも俺は知りません」 「…そうか」 …なんでだろ?こんな話、普段なら全然、 普通に話せる事なのに…今日は、なんだか 喉の奥に張り付いて、カラカラに渇いて 上手く言えない …なんなんだよ…!?何でこんなに、嫌な 予感しかしないんだよ…!?!? .
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