Case6 新たなる決意=新事実発覚!?

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「少年君、よく聞きなさい」 猫師匠さんが言葉を一つ一つ言う度に、 ぞわぞわと、全身の産毛が逆立つ気がして …すっごく、嫌な感じがする 「…君のご両親は、生きているよ」 「…うぇ?」 予想と違う台詞に、素っ頓狂な返事をした …そのまま、俺の肩から、スーッと力が 抜けるのが判って、その抜け具合が、 足にまで下っていって、俺は地面に膝を ついた …嫌な予感は一気に消え去り、安心からの 溜め息が漏れる …生きて、るんだ… 今更、そんな事を言われてもどって事ない …って思うんだけど、…もう関係ないって 思うんだけど…! 「…そっか…」 …やっぱり、嬉しいかも 自然と笑みが零れた俺は、はたと、何で 猫師匠さんは未だに険しい表情を崩さずに いるのかが気になって、猫師匠さんを見た 「…少年君」 目が合ったその瞬間に、言った 「もう一つ、君に言わなければならない 事があるんじゃが…」 …まだ何かあるのかと思ったら、 「…君のご両親が、今、君が倒している 怪人達を生み出した、張本人達だ」 …何このスター○ォーズ?? 上手く働かない頭で、そんな考えしか 浮かんで来なくなった .
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