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貴方は特別ね
ぽわりぷわりと声がする、ふわふわりの
柔らかい、暖かい、パステル色の空間
(…ぁ、この夢)
久しぶりに見る夢の空間
酷く心地が良い、優しい女性の声が響く
夢心地な夢空間、夢、ユメ、ゆめ…
その力は、貴方が守りたいものの為に…
(…守りたい、もの…)
(…俺が、守りたいのは…)
「…」
目が覚めて、がばりと起き上がった途端に
ジリリリリリ!と愛用の目覚まし時計君が
けたたましく鳴った
俺はそれを止めてからベッドから降りて、
身支度を始めた
…今日から、あの猫師匠さんのところで
…修行?訓練??特訓???が始まる
一応旦那様には話はしてあるし、皆には
運動部の助っ人でって言ってある
…まだ対怪人用システムの事を知らない
人とかもいるからって事らしい
そして何故かお嬢様と西崎さんにも、
そう伝える様に、と旦那様が言った
確かにその方が俺にとっても都合がいいと
思って、素直に頷いたけど…何で旦那様は
そんな事言ったのか、今更ながら不思議に
思った
…旦那様は、何か知ってるのか…??
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