Case2 怪人+お嬢様=世界征服!?

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「…俺ッスか?」 それは余りにも突然で、尚且つ、さっぱり 判らないものだから、思わず旦那様に聞き 返した 「…そうだ、君にしか出来ない事なんだ」 「でも! 俺よりも強い人はもっと他にいます!! …なのに…なんで俺なんですか!!」 素直に思った事を言ってみる 怪人と戦ってみて、俺よりも武道に優れた 人たちの方がもっと有効的に相手の怪人を 倒す事が出来るんじゃ…?と考えてたし、 第一、高校生の俺が出る幕じゃ… 「その達人たちの為にアンタが着るのよ」 …また俺の考えを読んだのか、西崎さんが 補足してくれた …って、ちょい待ち 「…達人たちの為に…着る?」 …どゆこと? 「聞いたでしょ?アンタがさっき着たのは プロトタイプ…まだ試作段階のプログラム …つまり、 実際に装着した時のデータがないのよ… そこで目を付けたのが、 アンタの、無駄にずば抜けた身体能力」 …無駄って言われた…orz 「怪人の攻撃に対する守備強化とスーツ内の 過熱防止、それと、重さの軽減っていう、 最低限の強化で戦ってもらって、思う存分 データを採らせてもらったわ?」 そ、そんなに少ない強化で戦ってたの!? …よく生きてたな、俺。
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