Case2 怪人+お嬢様=世界征服!?

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「…もう一つ、私が君を推した理由は、 その、ゆるぎない忠誠心だ」 にこやかに、旦那様は言う 「君なら、…どんな状況に陥ろうとも、娘を 守ってくれると思ったからだ …これからも、娘を頼むよ?」 「…はい!!!!」 少しムズ痒さを感じながら、俺は勢い良く 返事する …ぅぉぉ おっ、俺は今!猛烈に!感動している!! 旦那様がそこまで俺を評価してたなんて! 感謝感激雨霰っすよ~!!!!!!! …などと思っていたら、また西崎さんに 阿保な事言ってんじゃないわよ!?って 叩かれる…って、アレ? 「…?」 普段ならもうシバかれてもおかしくない… のにも関わらず、何のアクションも 起こさない西崎さんをチラリと横目で見る と 「…」 腕を組んで俯き、押し黙ってた …なんだ?と思いつつ、気付かれない様に じっと見ると、心なしか、肩をわななせ、 下唇をギュッと噛んでた …?…西崎さん? 普段では余り見た事ないような西崎さんの その様子に少し戸惑っていたら 「…さて、ややこしい話はここまでだ! 二人とも、今日はもう休みなさい 学校には連絡を入れておくから」 …旦那様、まだ昼前ですけど…とは言えず 取り敢えず、自分の部屋に戻る事にした …パタン…! .
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