Case2 怪人+お嬢様=世界征服!?

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取り敢えず、そのままにしといたら 土下座にまでなりそうな位のお嬢様に 何とか頭を上げてもらって、椅子に座ってもらった 「…あの、お嬢様?」 で、気付いた さっきからずっと、お嬢様のお顔が 曇ったままだった事に 「…もしかして、俺じゃ不安…ですか?」 正直、 今、俺の小さなオツムで考えられる事は これしかなかった 「…!?」 「俺みたいなガキに、なんて不安ですよね? 俺もそう思います…でも、俺は…!」 「違いますよ!!!」 …びっくりした 普段あまり大きな声を出さないお嬢様が… …ぇ、俺もしかして怒らせた!? 「…康太さん?」 「は、はい!」 「…ごめんなさい」 「…へぇあ?」 何故謝られた、俺?? 「…私は、康太さんを巻き込むのは嫌でした 康太さんは、私の、大切なお友達です いくら強化しているとはいえ、危ない目に 遭うのは判っていました 怪我どころではすまない事も…なので!」 「わちょ!」 なんか重そうな話になりそうだったから、 なんか変な掛け声と共に、柔らかい両頬を ムニュっと両手で挟んでみた 「むきゅ!?」 .
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