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バッグに詰め込み終わって、椅子から
立ち上がって、二人で教室を出る
…ある意味、一番劇的に変わったのは
俺と、お嬢様の事で…-
「…行きましょうか」
「はい」
廊下に出た俺達は、スタスタと歩いていく
それとは対称的に、二人の手がそろそろと…
少し触れては離れ、触れては離れで…
ようやく、触れたままで手を握って…
「させるかぁああああああい!!!!!」
ドカーン!!
「えええぇぇぇぇぇぇぇええ!!!!!!」
な、なんか背中から飛んできた!?
飛んできてプチ爆発した!!
「ぁ、危ないじゃないッスか!西崎さん!」
「大丈夫、アンタしか狙ってない!!」
「だろうね!?
つうか、サムズアップしないで!!!」
後ろを向くと、案の定西崎さんと北川君、
東郷君にマリアお嬢様がいた
…何故いるし?
「待ち伏せです!」
「待ち伏せや!!」
「待ち伏せ、だな」
「何で同じことをバラバラで言うかな!?」
もう何この人たち…!
「…というのは嘘で、四人とも
ちょっと居残りさせられてたのよ?
で、帰ろうとした所にアンタがいたって事」
「…いや、だからってなんで爆発?!」
だってここ学校だけど!?
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