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「何を隠そう、私は今プライベートタイム!
故に、あんな堅苦しい敬語は使わない!
お嬢もあだ名で呼んじゃうゾ☆キラッ」
「普通に休憩時間って言ってください!
寧ろ堅苦しい!てかキャラ違くね?!」
「ゆうちゃ~ん♪」
「人の話聞いてぇ~!!!」
ああ、西崎さんのキャラが崩れてく…
てか、こっちが素なんだよな~?
西崎さんは、もともと旦那様がお嬢様の
遊び相手にって事で、ちっちゃい頃に、
弧児院から引き取られたから、普段…てか
休憩中とか、プライベートはこうやって、
お嬢様と…じゃれてる??
うん、遊ぶって言うよりはじゃれる…
だな、これ
それがどうして今はメイド長なんて事を
してるかまでは、俺もよくは知らない
俺が来た時にはもうメイドだったし、
教えてもくれない…ま、いっか!!
…でも、何か、いいなぁ~?あだ名って…
俺、まだ《さん》付けだもん
「そこは長年の付き合いの差よ?」
「そこそこ長い付き合いですよ!?てか
何ですか、その勝ち誇った様な笑みは!」
…そもそも、なんでこの人ここにいるの?
「あぁ、それはね…」
ビー!ビー!ビー!ビー!
「!?な、なんだぁ?!」
「あら?」
「まあ?」
西崎さんが何か言おうとした瞬間に、
けたたましいブザーの音が鳴り響いた
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