Case2 怪人+お嬢様=世界征服!?

17/34
前へ
/362ページ
次へ
「あ~ぁ、折角今休憩時間なのに…」 「心中お察ししますよ、りょうちゃん」 「ありがとう、ゆうちゃん」 「ちょっ、ナニコレどゆこと?!」 ビービー煩い中、悠然とお話中の二人に、 悪いと思いつつ何事か尋ねる 「あぁ、教えるの忘れてたわ? これは敵の怪人が現れた時になる警戒音 今の所、あのシステムを開発する時に 支援してくれた家にしかついてないけど いずれ、あちこちの家につく予定」 へぇ~!そんな物いつの間に…って、 「か、怪人!?」 「そう、怪人」 「た、大変じゃないっすか?! 早く何とかしないと…!」 「だから、 アンタにこれから向かって貰うわ?」 慌てふためく俺とは対象的に、落ち着き、 冷静に言う西崎さんを見る その顔はもう仕事モードだ 「はい!!」 そんな西崎さんを見てたら、自然と 俺もシャッキリする 「…よし、じゃあここに立って?」 「…へ?」 …ぇ?何で?と思いつつ、西崎さんが 指を指すそこへと移動する そして、西崎さん自身もそこへ移動すると 「それではお嬢様?また後ほど」 「はい、お気をつけて」 「ぇ?ぇ??」 ぽかんとする俺を尻目に挨拶をかわし、 だん!と床をならす ゴウンっ!! 「!?ぎゃあああああぁぁぁぁい!!!!」
/362ページ

最初のコメントを投稿しよう!

171人が本棚に入れています
本棚に追加