171人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ~ぁ、折角今休憩時間なのに…」
「心中お察ししますよ、りょうちゃん」
「ありがとう、ゆうちゃん」
「ちょっ、ナニコレどゆこと?!」
ビービー煩い中、悠然とお話中の二人に、
悪いと思いつつ何事か尋ねる
「あぁ、教えるの忘れてたわ?
これは敵の怪人が現れた時になる警戒音
今の所、あのシステムを開発する時に
支援してくれた家にしかついてないけど
いずれ、あちこちの家につく予定」
へぇ~!そんな物いつの間に…って、
「か、怪人!?」
「そう、怪人」
「た、大変じゃないっすか?!
早く何とかしないと…!」
「だから、
アンタにこれから向かって貰うわ?」
慌てふためく俺とは対象的に、落ち着き、
冷静に言う西崎さんを見る
その顔はもう仕事モードだ
「はい!!」
そんな西崎さんを見てたら、自然と
俺もシャッキリする
「…よし、じゃあここに立って?」
「…へ?」
…ぇ?何で?と思いつつ、西崎さんが
指を指すそこへと移動する
そして、西崎さん自身もそこへ移動すると
「それではお嬢様?また後ほど」
「はい、お気をつけて」
「ぇ?ぇ??」
ぽかんとする俺を尻目に挨拶をかわし、
だん!と床をならす
ゴウンっ!!
「!?ぎゃあああああぁぁぁぁい!!!!」
最初のコメントを投稿しよう!