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暫くうずくまってたら、車が近ずく音と
ブレーキ音、その次にドアが開く音がして
…カポっ!
黒いヘルメットが外され、見えた先に、
「…お疲れ様」
少し、柔らかな笑顔をした西崎さんが
手に、外したヘルメットを持ったまま、
そこにいた
汗ダラダラで髪ぐしゃぐしゃの俺に
ほぃ、とタオルを一つ渡すと、
「…ほら?」
手を差し出す
俺はそれをしっかりと掴んで、まだ痛みが
残る足で立ち上がる
「…全く、対した奴ね?アンタは」
立ち上がり、よたつく俺を見て、今度は
呆れた様子の表情で西崎さんは言った
…てか、何の事を言ってんスか?
「…アンタが勝手にダウンロードしてた
このアプリはね?…造ってはみたけど、
スーツ着用者への負担が半端なくて…
理論上だと、足が吹き飛ぶ位の反動が
来ると予測されるてたのよ」
…え゛ぇえぇぇぇぇぇぇぇぇ~!!!!!
ま、マジッスかぁぁぁ~?!?!?!?!
「それが、吹き飛ぶ所か…使いこなす何て…
予想外にも程があるわよ!?」
…ぇ~?っと、とりあえず、ごめんなさい
「…別に謝らくても…。こっちは
データが採れて万々歳なんだから」
…さいですか…
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