Case2 怪人+お嬢様=世界征服!?

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コツンと、右拳に西崎さんの右拳が当たる 「…康太の癖に、生意気なのよ?」 皮肉を言ってる割に、その顔は笑顔で、 「せいぜい、利用させて貰うわ??」 なんだか、ちょっと嬉しそうで… 「…ウス!!」 俺も気合いが入った…んだけどぉぉぉ!! 「に、西崎さっ…肩貸し…?ぁ、歩けな…」 「…阿呆?」 足が痛いの忘れてて…恰好つけたのに …一気に恰好悪く…。…ダサいぜ、俺… 「…見直した私が馬鹿だったわ…?」 「な、なんか言いましたか?」 「…べっつに!!」バシン!!! 「うぎゃぁぁぁぁあ!!!!!!!!」 何を言ったのか聞き取れなくて、思わず 聞き返したら、足蹴られたとか… マジ鬼ッスよ…!! 「さ!帰ってお嬢様のお食事とお風呂の 支度を始めるわよ!!」 「え゛ぇ!?今日はもう仕事はいいって…」 「でもアンタ断ってたじゃないの?」 「でもこの足じゃ…!!」 「いいからやりなさい!!」ゲシン!!!! 「い゛っだぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!」 何なんだよ、今日はぁ!?厄日なの?! それとも仏滅!?占い最下位?! 蹴られて痛みが増した足を摩って、 そんな事を考えながら俺は車に乗り込んだ .
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