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俺がそんな事を色々と思っていたら、
考えを読んでくれたのか
「私だって、今更高校生をやるなんて嫌よ?
でも、旦那様からの御命令なんだから、
仕方ないのよ」
凄く不満げに、溜息混じりで教えてくれた
…でも、偉いというか…流石だなあ…
…俺だったらちょっと無理だよ
「でも何で高校生?」
「…あのね?別に、なるのが目的じゃなくて
アンタの側にいれば、怪人達が現れても
すぐアンタのサポートできるでしょ?」
その位察しなさいよ!と呆れられたけど、
…いや、普通無理でしょ!?
そもそも、怪人とか悪の組織とかの話は
昨日聞いたばっかだし!!
イマイチ状況が飲み込めてない所もある
俺には無理難題でしょ?!
「…まぁ、そういう訳だから!
私の事、何か聞かれても本当の事言わずに
誤魔化しておいて!」
「う~す、了解」
そう言うと西崎さんは教室とは反対の…
って、あれ?反対??
「西崎さぁん!教室こっちですよ~??」
「いいのよ、屋上でお昼食べるんだから」
あ~、
確かに今日はポカポカで気持ちいいですね
って違ぇよ!!
「…一人で食べるより皆で食べた方が
楽しいですよ~?」
ずんずん進んでいく西崎さんに言うも、
振り向きもせずに、そのまま階段を
上がっていった
.
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