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「ん?どうした?…えっと…」
授業をしてた古典の春日先生が、黒板に
書き込む手を止め、振り向いて…誰だか
判らなかったらしく、名前を確認してると
「今日転入してきました、西崎 怜です
…あの、南君の顔色が優れないので、
保健室に連れて行きますね?」
THE・強制連行
…いやいや!西崎さん、それは無理が…
「おお、そうか!すまんな南!気付かなくて
…西崎は場所判るのか?」
「大丈夫です、さっき案内して貰いました
もう覚えました!」
「じゃあ頼んだぞ!!」
「はい!!」
…うそぉん!何この体育会系なノリ!?
「てか、西崎さん!病人の襟掴んでそのまま
引きずるの止めて!!
いつもの様に掴んじゃ駄目っすよぉ~!」
ズリズリズリズリズリズリズリズリズリ!
「…南は本当に調子が悪かったのか?」
「俺の中でどんどん西崎さんのイメージが
変わってく…」
「…いいなぁ、康太…」
皆が好き勝手言ってる頃、俺と西崎さんは
何故か本当に保健室にいた
「ああ、やっと来た!遅いわよ二人とも!」
「すみません、村上さん」
「こら、怜ちゃん!
保健医の時は村上先生って呼んでね?」
「はい」
…ナニゴトだコレ!?!?
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