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見ると、西崎さんの綺麗に整った眉が
極限にまで寄っていて、間に深い溝が
刻まれていた
…要はすっごく不機嫌そうな表情をしてた
「…アンタの言いたい事も判るし、なんで
旦那様が私をこの高校に、今更入学を
させたのかも、正直、今判った……でも」
そこで言葉を止め、ギッとこっちを見る
…相変わらず、凄い目力ですね??
「…アンタに言われるのは癪なのよ!!!」
ガッポン!!!
「ぎゃっ!?」
何でか、ヘルメットの上から叩かれた
…ちょっ、地味に痛いですって…!!!!
「…判ったなら、早く行きなさい」
トンッと肩を押され、俺は漸くバイクに
跨がる
挿しっぱなしのキーを捻り、室内に
エンジン音を響かせる
すると壁の一部が開き、外の景色が広がる
アクセルを踏み込み、爆音と共に、一気に
速度を上げて駆け抜けた
「…若いわねぇ~♪」
Case3 噂×噂+制服=進化形?!
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