62人が本棚に入れています
本棚に追加
/49ページ
「なんじゃ…何か宇宙であったかの~?」
「もしかして…小惑星の爆発ですの?確か、2日前に母星である海王星の近くの小惑星が爆発し消滅したのですけれど…あれは星の寿命で爆発したのでは?」
海帝の言葉に地帝はくく…と笑った。
「情報操作でそういうことになっているが、本当の理由はあの惑星は蓮と天帝の闘いで消滅してしまったのだ。まったくあの2人を転移させるのは苦労したよ。」
「あの時はありがとうございます地帝様」
「気にするな。あの時の天帝は転移する魔力すら残ってなかったからな。そして勝者である息子の蓮も魔力使いすぎて動ける状態ではなかったしな。」
『…………………』
まるで楽しかった思い出を話すかのように語り合っている地帝と天帝に皆苦笑するしかなかった。
最初のコメントを投稿しよう!