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「で…結果は?」
沈黙を破り、炎帝が地帝に聞いた。
「くく…闘った本人がいるというのに私に聞くのか炎帝よ?」
地帝の言葉にみんなの視線が天帝へと向いた。
対して天帝はみんなの顔をくるっと見た後、にっこりと笑顔を浮かべながら言った。
「見事に負けてしまいました…昔、蓮と一緒に鍛錬したのが懐かしいわねぇ‥」
『ええええええ!!!!!!!!」
天帝からの信じられない言葉を聞いて、水帝と木帝が驚きの声をあげ、炎帝と冥帝がニヤリと顔を歪め、土帝と海帝は目を丸くして驚いていた。
「地帝殿!!何故儂をその闘いの場に呼んでくれなかったのじゃあ!」
雷帝が机を思いっきり叩きながら悔しそうにしていた。
「くく…雷帝よ、お前があの場所にいたら死んでいたよ。」
「どういうことじゃ地帝殿?」
「ヒントをやろう、2日前に起こった小さな宇宙での出来事」
雷帝は首を傾げ、うんうん唸りながら考え始めた。
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