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「蓮よ…確かお前は高校に受験で受かったら何か買って欲しいと言っていたな?」
「お!覚えててくれたんだ!」
恭也が指を鳴らすといつの間にか机の上に財布があった。恭也の財布だ。
「私の母校である東東京魔法学校に首席で受かったんだ、これで好きな物を買ってきなさい。」
恭也が蓮に渡したのは真っ黒なカードだった。
「カード?」
「東京銀河中央デパートにいる社長にこれを見せるといい、魔法関連から日常品まで紹介してもらえる。」
その言葉に蓮は目を丸くした
「デ、デパートってあの東銀かよ!」
東京銀河中央デパートとはあらゆるデパートの中で惑星一の売り上げを誇り、200年もの間、頂点に君臨しているデパートである。
「良かったわね蓮ちゃん。」
凜は蓮の頭を撫でながら笑顔を見せた。
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