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「い、いいのか親父?」
蓮は戸惑うながら聞いた。
…まさか日銀で買っていいって言われるとは…
蓮は恭也が何を考えているのか分からなかった。
「ついでに母さんとの勝負に勝利したご褒美も入れよう…クク」
「あ、それなら私も何かプレゼントしないといけないわね。」
「ちょ、ちょっと待って2人共!」
話が何やら大変な方向に行きそうな気がした蓮は2人を止めた。
「どうした蓮?」
2人はきょとんとした顔で蓮を見た。
「確かに母さんと闘ったけど、ほぼ相打ちだったじゃんか!それに母さんは本気だしてなかったし、勝ったとは言わないよあれは!」
「…蓮はあの勝利に満足してないと?」
今まで薄ら笑いをしていた恭也が真剣な顔になった。
「あ、ああ…満足してない」
恭也の雰囲気にちょっと恐怖しながらも蓮は自分の気持ちをはっきりと恭也に言った。
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