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どうにかこうにか蓮の慰めのおかげで凜はご機嫌を取り戻し、3人は朝食を再開した。しばらく朝食を堪能していると…
「凜…そろそろ支度を始めよう。」
「ええ、そうですね。」
「あれ?どっか行くの?」
仕事を休みにしたと言っていた2人が支度を始めたので蓮は朝ご飯のトーストをかじりながらどこに行くのか聞いてみた。
「くく…父さんと母さんはこれからデートなのだ!蓮よ邪魔するなよ。」
「あ~ハイハイ…仲のよろしい夫婦なことで…」
恭也と凜は蓮が産まれた後も1ヶ月に1、2回デートに行くほど仲が良いのだ…というか良すぎると言ったところか…
「帰りは遅くなるからな。昼食と夕飯は好きにするといい。」
「了解。じゃあ俺もデパート行った後、街をぐるりとまわることにするよ。」
「危ないことしちゃ駄目よ蓮ちゃん。」
「しないから…」
「分かってるわ。よしよし…」
凜は蓮の頭を撫でた後、恭也の手を握った。
次の瞬間…2人はリビングから消えていた。
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