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地球にある超高層ビル…その100階
あるひとりの男が部下と見られる男1人を連れてのんびりと廊下を歩いていた。
「ちょっと早かったか?」
ボリボリと頭を掻きながらその男は部下らしき男に聞いた。
「遅れて到着するより早く到着する方がましです炎帝様」
部下の男は背筋をぴしっと伸ばし答える。相当の忠誠心があるようだ。
「確かにその通りだが…寂しい会議室でぽつんと2人きりってどうよ…?」
炎帝と呼ばれた男は会議室と書かれた扉を開けた。
「1番乗り~っと…ありゃ、違ったようだな。」
円卓の机に9つの椅子が置いてあり、すでにそのうちのひとつの席に人が座っていた。
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