帝会議

6/13
前へ
/49ページ
次へ
「で、なんで今日は呼び出されたんだ?」 炎帝がタバコを吸いながら他の帝達を見渡しながら言った。 「地帝様からは緊急の連絡があるとだけしか言われておりませんわ。」 海帝が冥帝の部下であるアグシムが淹れたコーヒーを飲みながら答えた。 「最近何か危ないこと起きてましたっけ?」 「儂の惑星では起きとらんが…その様子じゃあ木帝の坊主の惑星も平和なようじゃな。」 「平和が1番ですよ雷帝さん。」 「そんなことは言われなくても分かっとるわい!」 「おい…」 突然、今まで目を閉じて黙っていた冥帝が声をあげた。 「いらっしゃったぞ…」 冥帝の言葉でそれまで話していた他の帝達の雰囲気が変わった。 それと同時にひとつの魔法陣が浮かびあがった。
/49ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加