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これは私の友達Bさんの話です。
Bさんはその日夜中までパソコンでインターネットをして遊んでいました。
そろそろ寝ようかと、パソコンの電源を落とそうと「スタート」ボタンを押しました。
すると「すべてのプログラム」と項目の隣辺りにこんな文が。
「新しいプログラムが追加されました」
Bさんはなんのことかわからず、困惑しました。
新しいプログラムなんて最近インストールしてないのに……。
不信に思いながらも、気になってBさんはその新しいプログラムを「すべてのプログラム」から探しました。
すると、最後の項目に「4ne」というプログラムがありました。
何のプログラムか気になったBさんはそのプログラムを起動しました。
その途端。
パソコンの電源が勝手に落ち、動かなくなってしまいました。
当然Bさんはパニック状態に陥り、すぐにパソコンを起動させようとしましたが、その前に勝手に再起動しました。
ほっとして画面を見ていると、黒い画面に赤い文字が瞬く間に広がっていきました。
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね……
Bさんは画面を覆い尽くすその文字に恐怖を覚え、電源ボタンを押し無理やり電源を切ろうとしましたが、それでも画面は「死ね」で覆い尽くされていく。
そこで電源ケーブルを抜こうとした時、パソコンから女の甲高い笑い声が聞こえてきました。
逃げ出したいのに顔はパソコンを見てしまい。
パソコン画面には「死ね」の文字は消え、代わりに……。
血だらけの女の顔がアップで映って、Bさんを見て笑っていました。
そこで、Bさんは意識を失い、気づいた時にはパソコンのケーブルは抜かれ、あの女の顔も消えていました。
それからBさんはそのパソコンを二度と起動することなく、すぐに処分したそうです。
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