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「ふむ、記憶ははっきりしている…か。」
空也に聞こえないぐらいの声で彼は呟く
そして、荒い呼吸をつき、ついには地面に倒れてしまった空也に彼は近づく
「すまないね、嫌な事を思い出させてしまって」
彼が空也のせなかに手を置く
すると空也の呼吸が元に戻った
「ゆっくり息を吸え、ゆっくり吐け」
ふぅ、ふぅ、ふぅ。
と空也の呼吸は落ち着く
パチン
彼が指を鳴らす途端に空也と彼のそばに黒色のイスが現れた
彼は手を差し
座れとうながす
空也と彼はイスに座り向かい合う
彼がもう一度指をならす
パチ、パチパチ
彼と空也の間に焚き火が現れる…
そして彼は話を始める
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