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「けっ あのクソババァ 金のことしか頭にないのかよ」 「そんなことをしなくても 朱雀学園はもう 全国の有名大学が注目する エリート高校って なってるのにね」 世奈が鏡の前で 長い栗色の髪を とかしながら言う。 「くたくたと愚痴はいいから 俺らも体育館にいくぞ」 翔也は生徒会のバッジを 襟元につけると クールに生徒会室を後にした 「…なんかあいつだけは なじめないんだよな俺」 「翔也のこと?」 「2年なのに 上級生ふくめた 学園トップクラスの成績で なんかむかつくよな」 「まあでも ほんとにすごいわけだからね そうゆうあんたも 翔也に続いて2位じゃない」 「上級生をふくめたら 俺は50番くらいまで 落ちるって あいつとの差は でかいよほんと」
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