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「じゃあフェルトさん?」
あの見た目可愛らしい中身極悪の魔女ならぱっと治せるんじゃあ、と思って言ったんだけど…
「それこそ無理でしょ…。"気色悪い物見せやがって!!"とか言われて消し炭にされるのがオチじゃないかな…」
……一理ある。
あの人はそう簡単に交渉に乗ってくれる人じゃなかった。
ならば、残りは一人。
「ネフィーに相談してみたら?」
治すまではいかなくても、話聞いてもらうくらいなら…
そう思ったのだ。
「うーん…陛下か…。まぁ、行ってみるよ」
「ん、じゃあぼくも着いて行く。ズバコロされたらあれだしね」
「え、ズバコロ前提なの?」
「"気持ち悪いわ馬鹿者!!"って言われてやられそう」
「やっぱり気持ち悪いのかこれ…」
「猫耳自体じゃなくて君に付いてる事がね」
「酷い!」
ということで、ネフィーの部屋まで行く事になった。
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