始まり

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シクイズ1日目 冷たい…俺は床に倒れているのか? 他のやつらは? ふと目が覚めた俺は周りを見渡した。 「どこだここ?」 さっきまでいた廃工場と全然違うところにいた。 豪華な部屋だ。 高そうな絵画や長いテーブルたくさんの椅子並べられたディナー。 「さっきまで廃工場にいたよな?…そういや龍と沙織は⁉」 龍と沙織の事を思い出し、その場を立ち上がると俺以外にも数名の人達が倒れていた。 「どうなってるんだ?」 そう呟くと後ろから声がした。 「俺達はさっきの廃工場で眠らされてここに運ばれたみたいだな」 俺は慌てて後ろを振り返ると、そこには銀髪のメガネをかけた高校生ぐらいの男がソファーに座っていた。 「君は?」 そうたずねるとソイツはため息をついて続けてこう言った。 「まず先に君の名前を教えるのが礼儀ってもんじゃない?」 コイツ質問を質問で返してきやがった…内心イライラしたが俺は冷静に答えた。
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